やけどの水ぶくれを絆創膏で処置する方法は?
やけどで水ぶくれを生じた際の処置は、大きく分けてやけどをした直後、病院に行くまでの応急処置と、病院で受ける処置に分かれます。
応急処置としては、まず20〜30分の間、流水で水ぶくれができた患部を流し続けることが重要です。この時、患部が手の指などの場合でも、流水で流すことが肝心で、冷たい氷水などの中に患部を浸けることで代用はできないと考える必要があります。
その次のステップが患部を氷水などに浸ける形になります。
この段階までにどの病院を訪ねるのかを決めておく必要があります。
特に休日や夜間など、一般の多くの病院が診察を行っていない時間帯にやけどをした場合は、どの病院に行けば良いかを予め確認しておく必要があります。
そして診察を受ける病院が決まれば、病院に向かう間は患部を包帯などで覆い、水ぶくれが破れないように注意しながら、保冷材などがあれば患部をそれらで冷やし、そういったものが無い場合はビニール袋に氷水を入れて、そのビニール袋で患部を冷やしながら病院に向かいます。
病院に着くまでは水ぶくれを自分でつぶしたり、或いは不可抗力で潰れてしまう事が無いよう、注意しなければなりません。これは、破れた部分から患部に菌などが侵入することを防ぐためです。
しかし、病院で診察を受けると、今日の病院の治療では、やけどによる水ぶくれは予め破ってしまい、水を抜きます。
なぜならば、穴を空けてもそこから菌などの侵入を防ぐだけの塗り薬などの薬が進歩しているからです。
水を抜いた後も処置も、包帯を巻くなどの仰々しいものではなく、擦り傷や切り傷などと同様に絆創膏を貼って患部の回復を待つだけという処置になります。
このように水を抜いてしまう事のメリットは、治癒にかかる期間が短期間で済むことと、自宅での処置で、が包帯を巻くなどの手間が絆創膏を貼るだけの手間に軽減されることの2点です。
その後は一般的には次の通院まで1週間程度の間隔を空けるのですが、その間も入浴の際に患部を濡らさないことは必要ですが、それ以外は患部に薬を塗った上で絆創膏の貼り換えを行う以外は特別な手間は発生しません。
やけどの際の治療も医療や薬の進歩によって、方法が変わってきているのです。
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