やけど テラマイシン 成分 処置

やけどで使用できるテラマイシンってどういうものなの?

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他の記事で記載をしているのですが、火傷の際にワセリンの代わりに使用できる市販薬として「テラマイシン」について触れましたが、このテラマイシンという軟膏は一体どのようなものなのでしょうか?
今回は、そもそもどのような用途のお薬なのか成分など含めて説明をしてきたいと思います。
このテラマイシンですが、一番の特徴としては「抗生物質」が含まれいる外用剤という部分ではないでしょうか。
これによって、やけどなどでは細菌感染を抑制することが出来るのですが、こちらは、細菌感染によって発症した「膿痂疹(細菌が原因のおでき)」「毛嚢炎(もうのうえん)」「座そう」「せつ」「よう」「尋常性毛そう」と聞きなれない名前の病気などもあるかと思いますが、細菌感染に作用するお薬といえます。
また擦り傷などでも細菌感染のリスクがあったりするのですが、こちらでも対応することが出来ます。
主な成分としては、「ポリミキシンB硫酸塩」「オキシテトラサイクリン塩酸塩」が配合されています。

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前者は緑膿菌などに効果があるといわており、後者はグラム陽性菌、陰性菌などに効果を示すといわれています。
細菌感染に効果的でありながら薬局やドラッグストアでも気軽に購入することが出来る市販薬であるというのがありがたいものです。
また、さほど高額なものではなく1000円もあれば購入できるということもあり、特にお子さんなど擦り傷をしたさいに使用すると化膿を防ぐことが出来るかと思います。
副作用としては、全身に症状が起こるといったことはないのですが、「肌の刺激感」を初め「発疹」「発赤」「かゆみ」の症状を引き起こすことがありますので、注意してください。
このような体に異常が起こった場合には、早期に使用を中止して医療機関に相談してみてください。
また、このテラマイシンですが、あまり長期間使用するといったことはお勧めできません。
これは、抗生物質であるためなのですが長期の使用を行うことで、「耐性菌」というものが体にできてしまうんです。
この状態になってしまうと、抗生物質を使用しても効果を薄くなってしまったり、効果が出ないということになってしまいます。
そのため、使用する症状が起こった場合に使用するのが好ましいかと思います。

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