やけどの処置にワセリンを使用することについて
ワセリンは、保湿などさまざま用途で使用されていますが、やけどの処置にも有効です。ワセリンの役割として、皮膚を保護するという働きがあり皮脂でふたをするという役割を果たしてくれます。
そのため、肌に密着することによって保護する膜を作るので水分が蒸発しないようにしてくれます。
ですので、肌の新陳代謝を促進し保護することによってやけどによる傷を早く治してくれるという働きがあります。
アトピー性皮膚炎や湿疹を改善すると同時に、このような効果がありますので近年注目されています。
ワセリンは無害ですし、ドラッグストアなどで安く購入できるというメリットがあります。
しかし、石油を精製して作られているものであり、そのため酸化しやすく、消費期限がありますので注意が必要です。
消費期限切れのものは酸化していますので使用しないようにします。
安全性が高い物質ですので、赤ちゃんをはじめとして子どもから高齢者まで使用することができます。
やけどの処置におけるワセリンの塗り方には方法があります。
まずは雑菌が入ってこないように水道水でやけどの傷をきれいに洗います。
手や指についても水道水と石鹸で丁寧に洗います。そして、台所用のラップを傷を覆う大きさにあわせて切ります。
やけどの傷口にワセリンを塗って、医療用テープを使って留めます。
患部が広かったり浸出液が多い場合は、包帯を上から巻くことも有効です。
傷とその周辺の皮膚については毎日水で洗います。こまめにラップを取り換える必要があります。
特に汗をたくさんかく夏場は、1日2回から3回にわたって交換するようにします。
そのようにすると、何日か経つにつれて目に見えて傷の治りがよくなります。安価で手軽に自宅で処置することができて、しかも副作用も起こりにくいことから有益な治療法です。
しかしながら、傷が広範囲にわたる場合や、自分では処理できない箇所にある場合は、自分で判断せずに医療機関の指示に従うことが必要です。
関連ページ
- やけどの薬「リンデロン」ってどんなお薬?
- 水ぶくれにオロナインって効果あるの?
- やけどにリンデロンやゲンタシンという軟膏は使い分けが大切なんです!
- やけどにも効くマイザー軟膏の作用って!?
- やけどの際のニベアの作用ってどうなの!?
- やけどの跡を防ぐ効果や消す効果のあるクリームや薬とは?
- マイザー軟膏の成分とやけどについて説明します!
- やけど治療とリンデロン軟膏の副作用について説明します。
- やけどの痛み止めの方法とカロナールの効果とは?
- やけどで生じた水ぶくれを市販の薬で治療するには?
- 【注意】エルタシン軟膏はやけどに効果的ですが副作用もあるんです!
- やけどの処置とエルタシン軟膏の作用とは?
- やけどにステロイドの使用とはいったいどうなの?