低温やけどの症状と治し方
低温やけどとは、湯たんぽやカイロなどの低温のものが長時間肌に触れ続けることによって起こるやけどのことです。
通常のやけどは皮膚の表面で起こりますが、低温やけどは長時間皮膚があたためられることで熱が皮膚の下の脂肪細胞まで伝わるため、脂肪細胞のような皮膚の深部で起こります。
また、皮膚の深部は血液量が少なく冷やされにくいので、重症化しやすいという特徴があります。
見た目は軽いやけどに見えても皮膚の深部で重症化している状態なので、やけどの深さは軽くても浅達性2度で、最悪の場合は3度となることもあります。やけどのレベルは1度・2度・3度の分類があり、1度が一番軽く3度が一番重い状態を示します。
浅達性2度の場合は幹部が腫れたり、水ぶくれができたり、疼痛を感じる程度で済みます。しかし、3度に達すると脂肪細胞が壊死している状態となるので幹部が全滝的に白くなりますし、完治後も跡が残ってしまいます。
また、状態が酷い場合は自家皮膚移植などが必要になることもあります。
低温やけどは皮膚の深部がやけどを負っている状態なので、応急処置として水で冷やしたり軟膏を塗ったりしても意味がありません。
ですので、低温やけどの治し方で最も大切なことは、自分で応急処置をするよりもできるだけ早く皮膚科や形成外科で処置をしてもらうことです。
ただし、通常のやけどか低温やけどか判断がつかない時はとりあえず冷やしてみることが大切です。水ぶくれができたからといって針などで潰すと、そこから細菌に感染してより重症化してしまうことがあるので注意が必要です。
また、殺菌作用のある軟膏を塗ると、細胞を修復している細胞も殺してしまうので治るのが遅くなってしまうので注意が必要です。
最近では患部を消毒するよりも皮膚の自然治癒力を高めるために、普段は外部から菌が侵入しないように患部をバンドエイドやラップで覆い、毎日患部を水洗いしてバンドエイドやラップを交換するという方法が主流となっています。また、病院では早く治すためにレーザー治療が行われることもあります。
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