エルタシン 軟膏 やけど 副作用

エルタシン軟膏はやけどに効果的ですが副作用もあります

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エルタシン軟膏は、多くの抗生物質から構成された塗り薬で、ゲンタシン軟膏という薬のジェネリック医薬品です。
そのため、処方箋がなくても薬局で購入することが出来ます。
エルタシン軟膏はやけどを治療する薬として知られていますが、湿疹やおできにも有効です。
そんなエルタシン軟膏は、アミノグリコシドという抗生物質の一つで、ゲンタマイシン硫酸塩を含んでいます。
エルタシン軟膏は、抗菌・殺菌作用を持っています。
かつてやけどは、患部に薬を塗って通気性の良いガーゼなどで覆い、患部がかさぶたになるのを待っていました。
そして、そのかさぶたが剥がれ落ちて、治療が終了するのです。
ところが現在の医学では、かさぶたを作らない、すなわちやけど痕が残らないようにしているのです。
患部からは滲出液という液体が出ており、それには皮膚の再生を促す成長因子が含まれています。
ですから、それを利用するためにあえてガーゼなどを使わず、患部にクリームを塗ってそのままにしておくのです。
こうすることで、痕が残らずに完治するという仕組みです。

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この薬が目指しているものは、痕の残らない治癒です。
しかし、そのためには「二次感染」を防ぐ必要があります。
糜爛や潰瘍の二次感染、外傷や熱傷および手術痕などの二次感染に効果を発揮するのです。
ガーゼなどで覆っていない分、水ぶくれが出来たりしている患部は、破けやすくなっています。
これが破けてしまうと、そこから簡単に細菌が侵入して来ます。
すると患部が化膿してしまうのです。
これが二次感染です。
そのようなことが起きないように、注意しなければなりません。
さて、最後は副作用についてです。
どんなに優れた薬でも副作用は避けられません。
例えば、薬にアレルギー反応を示す人、他のアミノグリコシド系抗生物質パシトラシンに対してアレルギーがある人などにも厳禁です。
また、患部から出血していたり重い肝機能障害・腎機能障害を持つ人にも使えません。
その他にも、妊婦や小児ではしっかりと安全性を確かめる必要があります。
そして、最も重要で重大な副作用としては、アナフラキシーのような症状(呼吸困難・発汗・吐き気など)を呈する人です。
さらに、長期間の使用で腎機能障害や難聴が起きたり、神経筋遮断作用で呼吸抑制が起きたりもするので、使用の前には医師に相談するようにしましょう。

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