やけどの水ぶくれは放置しても大丈夫なの?
やけどは日常生活のちょっとした不注意で起こりやすい、身近で厄介な怪我ですね。
水ぶくれまでできてしまったということもよくあることですが、そもそも、やけどにおいて水ぶくれが発生するということは、1度〜4度までレベルで区分けられる傷のひどさにおいて、赤みが出る程度の1度に次いだ2度のレベルになります。
この2度でも、跡が残らない程度の浅達性のものと、白い水ぶくれができる深達性のものとにわかれます。
熱湯をかぶった、アイロンがあたった、という程度のものでしたら、浅達性のものであることが多いでしょう。
そしてこの水ぶくれをつぶしてしまったほうがよいか、それともそのままにしておいて治療を行ったほうが良いかについては、医療関係者のあいだでも意見が分かれていることなのです。このふくれた中身は表皮と皮膚の間のただの水分なので取り除いてしまってかまわないという意見と、この水分があることによってやけどの患部の露出を防いでいる、防御しているので、つぶさないほうが良いという意見があるのです。
どちらが正解という結論はありませんが、現在ではやけどの治療法に湿潤療法という方法が支持されてきており、この療法に基づけば放置するのではなく、早めに水ぶくれを破いてしまい、水やぬるま湯で汚れを取り除いたあと、専用の湿潤療法タイプの絆創膏やパッドを貼り付けて処置を行います。この湿潤療法とは、皮膚にもともと備わっている自己再生機能を利用して治療を行うものです。
乾かさないように患部をしっかりと覆い、消毒薬を使わずに、皮膚の本来の機能だけで治していくもので、従来の軟膏を使った治療よりも早く治癒するともいわれています。
この方法の広がりにより、つぶしたほうが良い、という声が高まってきているのです。
ただ注意すべきなのは、やけどは深度によっては皮膚に跡を残すこともある、軽くは見てはいけない怪我です。
ですので、あくまでもよほど軽いと見て取れるものでなければ、病院を受診して的確な処置を行ってもらうことが一番重要です。
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